「72までのポンプは、最初にピニオンに行くというよりも、ピニオンとロッカーに同時供給していると思って良いよ。 これは、ピニオンシャフトのサイドオイラーの独特の構造により、ロッカーへ行くオイルの量、圧共に、安定させているんだよ。(シャフト1回転に1回の供給) 72〜73のポンプは過度期で、俺が知っている限り三種類あるよ。 73年よりピニオンのオイルラインがエンドオイラーに代わったため、今までのポンプだと、ピニオンシャフトへのオイルの量が増し、圧が下がるので(特に低回転時)、リリーフバルブ(レギュレーションバルブ)を採用したのだよ。 で、72までのポンプのリリーフバルブの役割だけど、単にオーバーオイル、高圧になりすぎたオイルを、カムケース内に直接逃がす機能だよ。 サイドオイラーシャフトから、エンドオイラーシャフトへ、アップデートする場合は、後期のポンプを使い(出来れば81UPのやつ)ケースに穴加工が必要になるよ。」 |
左は73年〜 エンドオイラーのオイル経路 僕の79年と同じで、 タペットスクリーンを通り、タペットや、ヘッドへオイルを送り、 一定油圧がかかるとリリーフバルブが上がりピニオンシャフトへオイルが行くという仕組み。 |
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左は〜72年 サイドオイラーのオイル経路 タペットスクリーンを通りピニオンシャフト、タペット。ヘッドの3方向へ分岐する。 ピニオンへ行ったオイルはサイドオイラー機構なので行き止まり(サイドオイラーは1回転に1回しかオイルが入って行かない為) オイルに圧力がかかりタペット&ヘッドへと流れていくという仕組み。 上記の73〜と同じだと思ってしまったのがそもそもの間違いだった。 |
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