1200から1340へ排気量UP

この前ルパン三世カリオストロの城を見てたんだ。

そしたら銭形警部が「ルパンめ、まんまと盗みおって・・・」

クラリス「いいえ、あの方は何も盗らなっかたわ・・・」

銭形警部「1340はストローカーなんだぜ!」

クラリス「・・・はい」

そんな訳で1200CCから1340CCへの排気量アップです。

カム関係まわりをばらします

難易度的にはカムカバーを外すのが以外と大変です。

まずポイントのカムを固定しているボルトを抜いて、カムを止めているボルトを全て外します。

本来なら専用プーラーがあるのですが持ってないので

プラハンで軽く叩いて隙間が出来たところに爪を入れ一気に引きぬきます。

カムカバーを外すといつも爪がボロボロになります。

ちなみにカム、ブリーザーギヤは入ってるだけなのですぐ抜けます。

で、ギヤシャフトナット(逆ネジ)を外すのですがクランクも一緒に回ってしまうので

プライマリー側にソケットを噛ませて回します。

ナットが外れたらプーラーでピニオンギヤを外します。

このギヤはキーが入っている為プーラーが無いと外すのツライです。

その奥にあるオイルポンプピニオンシャフトギヤは硬いですが手で引っ張ったら抜けました。

右から、

ギヤシャフトナット、

ピニオンギヤ、

ピニオンギヤスペーサー、

オイルポンプピニオンシャフトギヤです。

ピニオンギヤシャフトナットはナメ気味です。

以前組まれた方が頑張ってくれたんだと思います。

外した部品は徹底的にチェックです。

カムは社外品のHカムが入っていました。新品同様です。ギヤ、カム山共に傷無しです。

タペットローラーをチェックしたところ、フロントEXのローラーに虫食いがありました。交換したほうが無難でしょう。

ブリーザーバルブは以上無しです。

ギヤもOK。

もちろん再利用です。

シリンダーもボーリングあがってきました。

1200のシリンダーを1340のストックピストンに合わせてボーリングしてもらいました。

1mmちょい削りましたね。

クリアランスは0.05mm

ピストンはモリブデンコーティングです。

左が1340のピストン

右が1200のピストン

1200の方がハイトが高くハイコンプですね。

1340はロングストロークの為にハイトが短くなっているんですね。

径は1340が88.80mm

1200が87.35mm

でした。

ちなみにボアとストロークの排気量は以下のような関係になっているようです。

キュービックインチチャート

ストローク(インチ)

ボア

(インチ)
3-1/2 3.968 4-1/4 4-1/2 4-5/8 4-3/4 5.00
3-1/17 64.8 73.7 78.7 83.4 85.7 88.0 92.8
3-1/2 67.2 76.3 81.6 86.6 89.0 91.4 96.1
3-5/8 72.1 81.7 87.4 92.9 95.5 99.0 103.2
3-11/16 74.6 84.7 90.7 96.1 98.8 101.5 106.8
3-13/16 79.9 90.6 97.0 102.8 103.7 108.5 114.2
3-7/8 82.3 93.4 100.1 106.0 108.9 111.9 117.8
4.000 87.9 99.7 106.8 113.0 116.1 119.3 125.6
4-1/8 93.4 106.0 113.5 120.2 123.5 126.9 133.6
4-1/2 99.2 112.6 120.5 127.6 131.1 134.7 141.8

1200ccのストックサイズ
1340ccのストックサイズ

オルタネータはネジを外していけば取れます。

ほらね。

ステーターコイルの配線が硬化して割れていました。

交換したほうが無難ですが、まあ簡単に交換できるので支障が出てからでもいいですかね。

クランクケースのボルトを全部外したらプラハンでコンコンと叩きます。

カム側のカースが外れます。

オイルは汚いですが状態はいいようです。

ここまではすんなり来ましたが・・・・どうなることやら・・・・

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