バルブガイドについて


僕はバイク屋さんでもプロでもなんでもなく思いっきりサンデーモーターサイクリストです。

僕に会った事ある人はわかると思うのですが、結構素人丸出しで、バイクのメカニズムについて知らないことだらけです。

ですがHPをやっているせいか、メカ関係のメールをいただく事しばしば。

で、「バルブガイドやガイドシールは何が一番良いですか?」というのもあります。

これは何が良いか?というのはバイク屋さんやナイネンキ屋さんに聞いても十人十色で、

結局は信頼できるメカニックの人や実績のある詳しい人の意見を参考に選ぶのが一般的かと思います。

ガイドの種類では

純正でも使っている鋳鉄

りん青銅

AMPCO等に代表されるアルミ青銅(カタログにはニッケルブロンズって書いてありますね)

ベリリウム銅


等が一般的かと思います。

で、ハーレーの(ショベル以前)ガイドの寿命としてよく聞くのが3万〜5万キロ、もって7万キロかな?

なんて聞きます。

たしかに空冷で発熱量の多いハーレーが7万キロ持てば充分な気もするのですが、通常のビッグバイクと比べると短命な気もします。

以前F1や国内メーカーのレースのエンジン部品を作っている友人に相談したところ、

「鋳鉄でも銅系ガイドでも通常は10万キロは充分に問題なくもちますよ」との事。

*ちなみにレース業界ではガイドはアルミにメッキコーティングが一般的だそうです。
*H社はカーボンガイドだそうです。

「もしハーレーのガイド寿命が一般的に短命だと言われるならば、ロッカーの押し角、バルブ自体の重量、スプリングの強さ、等が
上手くバランス取れてないんではないですか?」


・・・と言っていました。

たしかにこれは僕も常々思っていたんです。
〜ショベルのヘッドを弄った人なら結構これ思うんじゃないかな?ってことで書きます。

上記のように1200のバルブ突き出しはガイドのフランジ部分から図るのですが・・・
キャスティングショルダーの高さがまちまちなんです。




上記から考えてもガイドフランジからの高さはたしかに揃うのですが、ヘッド自体からの突き出しは変わってきてしまいます。

ロッカーアームとバルブステムトップの当り面は突き出し量が大いにかかわってくるので、マニュアル通りの計測には疑問が生じます。

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