ハードテイル2

前もって書いておきますけど今回、切断や溶接に立ち会えなかったので

その時の写真が撮れなかった事をお詫びいたします。

まあ、溶接屋さんに説明書を持っていってあとは全部お任せ状態!だったものでして・・・はい。

んで、一番気になっていた何処から切って何処を溶接するのか?

CCIから来たハードテイルにしっかりついてましたよ!説明書が!

んで、出来たヨーということで引き取りに行きましたよ。

今回説明書とフレーム、ハー ドテイル渡しただけです。細かな指示もしていませんでしたが・・・・

実際引き取ってみると非常にしっかりした溶接が施され、立派なリジッドフレイムになっていました。

で、完成したのがこれ。しっかりリジッドしてます。

・・・・・がこれ!問題が!!

 
水平器置いてますが、まあ、こうフレームの上では測らないですよ。これは分かりやすくする為に置いたのです。まっすぐだし。

 一応元々のフレームに水平器を置き、フレームの下に紙などを重ねて水平をだします。

・・・・・で、アクセルシャフト部分を見てみると・・・

肉眼で見ても高さが違うのが分かる!!

測ってみると向かって右が7ミリ高い!!!!

んー困ったぞ。

で、これまた輪工舎さんに相談したら、「凄腕の溶接屋を知ってる!」との事で紹介していただきました。

で、紹介していただいた溶接屋さんに見せたら・・・

「左右の曲がり角ちがうよ。んでもって右に寄ってる。」

でもって後ろから見ると「半時計回りにねじれてる」

とご指摘いただきました。

・・・・直るんでしょうか・・・僕は非常に心配でしたが

100%正確にバランス取るのは計測機械にかけてやらないと無理だけど、限りなく近い線は出します。という心強い御言葉に僕は感激です。

で、どうやって直すかというと、やはり一度水平ろ出し、フレームを面板にしっかり固定して、曲げる!・・・とのことです。

何処を曲げるか、どう曲げるか、というやり方はやはり立ち会えなかったのですが、

ここを曲げる時はこことここを炙らなくてはダメだ!とか、職人ならではの知識、感覚が必要みたいです。

単に「高さが違うから、そこだけ上げればいいや!」だと、アクスルシャフトの左右の平行が保てなくなったり、そこだけ疲労破壊に繋がったりと色々難しそうです。

ジャッキやらクレーンやらで押したり引いたりの繰り返しだそうです。

簡単に書いてますが、このハードテイル・・・ものすごい強度だそうで全然曲がらなかったそうです。

なんだかんだで、左右1ミリとして狂いがございません。

よくなおったもんです。

これぞ職人技でございます。

フレーム自体もよじれ、曲がり等修正完了です。この技術にはただただ脱帽。

神々しすきて直視できません。

今回修正していただいた伊藤様。

この道ん十年の大ベテランでございます。

焼き入れ過ぎ、溶接、曲げによる、金属変化も考慮しながら強度を持たせる溶接加工していただけるのでありがたいです。

溶接は熱で伸びるよりも、冷えて縮む方が多く、その加減は長年のやってきた知識と感と経験がものをいうのでしょう・・・つくづく感心させられる事の多いお方でございます。

で、伊藤様曰く本来なら

「メインのフレーム本体を水平を出し、それに合わせて地具を作り、地具で固定」

「フレームのセンターから直角になる地具を作る」

「次にそれにハードテールを合わせながら、アクセルシャフトを通して地面から水平を出し、地具を作成。地具で固定」

「で、それによってフレームにずれがあれば、炙って成形。フレームラインを合わせる。」

「それから溶接」がベターだそうです。

まあフレームバランスって前後のタイヤを付けて芯だしするそうですが、今回明らかに曲がってましたからね。

フレームだけでもある程度普通にしたいですものねえ・・・

溶接は最初の溶接屋さんで全てやっていただきました。

上部はこんな感じです。

溶接はしっかりとしています!

パイプ中には鉄の丸棒が入って溶着されていますので、ある程度までビードを落とす事が可能です。・・・がやはり強度的にはビードは落とさないほうがいいそうです。

僕はある程度ならしてパテにて整えようと思っています。

下部はこんな感じです。

説明書より

少し手前で切られてますね。

下にも丸棒が入っており溶着されています。

あとは溶接痕をいかに綺麗に仕上げるかですね。

初めての事には色々なハプニングがツキモノデス!

今回もいい経験しました!

これを読んでる方のほんの少しでも参考になれば幸いです。

それでもって、今回まったくもって素人の出る幕なしでございます!!

ちなみに今回ハードテール化金額。具体的に書くと問題でそうなので少し濁しますが

溶接、フレーム修正を合わせてもハードテイル代より安かったですよ。

次回はタイヤつけです!!

藤井商店さん、最初に溶接していただいた溶接屋さん、輪工舎さん、伊藤さん感謝でございます。


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