キャブのセッティング(ケイヒンバタフライ)

純正で使っているケイヒンのキャブについて書きます。

そんでもってキャブのセッティングは点火時期合わせてからやりましょう。

よくハ−レー乗ってる人ってやたらとキャブいじりたがるんだけど・・・そんなにセッティングって変わります??

国産のマニュアルなんかは「キャブが調子悪い場合はエアクリーナーを掃除してください」って書いてある。だけどみんな、いきなりキャブからいじっちゃうんですよね。

あと、ちゃんと暖気した所でセッティング出さないと、暖気が終わった所で調子出せないと思います

結構エンジンかけて暖気もそこそこにセッティング出そうとしてる人がいるけど・・・・正確に出ない気がします

エンジンが冷えてる時は混合気は薄い。だからチョークがあるんですよね

したがって、エンジンが温まってくると混合気がだんだん濃くなるわけ。だから、エンジン温まってる時にチョークを引くとカブって止まりますよね。

だから、ちゃんと暖気がしっかり終わった所でセッティングするわけです。

・・・えらそうな事書いてるけど、間違ってたらゴメンナサイ。
展開図はこんな感じです。
こんな感じです。

これがミクスチャ。ここん所を時計回りに回すとガスが薄くなる。

反時計回りに回すとガスが濃くなる。

ボクのエンジンでは、閉めこんだ状態から1回転半〜2回転戻した所近辺でセッティングが出ます。

大体ここだけで調整しますね。(よほどじゃないとメインジェットやパイロットジェットは交換しなくていいって事ね!ほら、ハーレー用でキャブ売ってるわけだから。)

締めこんだ状態から徐々に開けていき、回転数が一番上がった所で止めます。その近辺で空ぶかしなどをし、アクセルのつきのいい所を見つける。それでOK

が基本・・・なんだけど、加速ポンプがついてるんで、下手に空ぶかしするとかぶってしまって、どこだかわからなくなる人も多いみたい。まあ、一番回転の上がったとこでOK・・・とします。

以上がスロー系。

んで、乗ってみて確認ですな。

それでもうまく行かない人は・・・メインジェット、パイロットジェットを変えましょう。

ちょっと疑問

ミクスチャばらすと先っちょが尖ってるんだけど。と言う事は、締めこむとガスは濃くなるはずなんだけど・・・?なんで?誰か教えて。

ちなみに先っちょにゴムが付いてます。このゴムがいかれてると・・・いくらやっても・・・。
取り替えましょう。
*上の疑問について、まっちゃんが答えてくれました。サンキュー。まっちゃん。
*コレは先っぽに「ゴム」が付いてるというコトはスロー燃料調整か??
基本的に言えば、「ミクスチャー」とは『パイロットスクリュー』
と解釈してもいいとして・・・、

「パイロットジェット」で計量された燃料を調整するために、
その量を絞るのが『パイロットスクリュー』です。
通路に針状のスクリューが出ており・・・・・、
「閉める」と通路が「塞がる」んで『リーン』になり、
「緩める」と通路が「広がる」んで『リッチ』になります。
(空気量を調整する方だったら逆やね・・・)
だから「空気」と「ガソリン」が上手な混合してる割合がベスト!!
*キャブレターの整備は「分解修理」&「同調」だよネ!!

@バラしたんなら「インナーキット」を買って弱ったゴム類を交換ネ!
@クリーナーで汚れを十分落としておこうネ!
@チャンバーカップ等は割れやすいんで「ネジ」の締め込みは
 気を付けよう!

上のスロー系でもなっとくいくセッティングが出ない人。以下をやりましょう。

ここにパイロットジェットが入ってる。(カバーで塞がれてます)

で、その横がメインジェット。ガソリンを直接吸いこむ奴です。当然ここが大きければいっぱい吸いこんで濃くなるし、反対ならばその逆。

パイロットジェット外すとこんな感じ。これによって、アイドリングから中速までをカバーします。

ちなみにボクのは70番です。

メインジェットは165番。

1200にはこれがベストだと思うんだけど・・・。

混合気の薄さを感じる人は両方とも番数上げましょ。反対の人はその逆。(やべ。こういう書き方すると誤解をうむかも。

ようは、この辺の組み合わせによってセッティングが決まるわけだ。)

ここがセッティングになるわけです。(笑)好みによりますな。

突っ込んで説明すると奥が深くて誰も読んでくれそうも無いので基本だけ書きました。

寒い時、湿度が低い時、トルク、乗りやすさがほしい時・・・ガスを濃くします

暑いとき、湿度が高い時、標高が高い時、回転パワー、瞬発力が欲しい時・・・ガスを薄くします。

濃くしすぎると、かぶり、油膜が切れて焼きつきなどを起こします。薄くしすぎると、熱を持ちオーバーヒートを起こしますので気をつけて。

余談ですが、日本の車のセッティングなんかはマフラーに排ガステスター突っ込んで計測する所もあるみたい。

COが多すぎ(4.5%以上)空気が薄くガスが濃い。・・・とか。

COが少なすぎ(1%以下)燃料が少なく空気が多い。だいたい3.5%前後にする。HCが少なすぎると極端に燃料が薄くエンジンが壊れる。・・・とかね。

セッティングがちゃんと出ないものには、キャブ以前に

点火系やマフラー(排気効率の悪いやつだと吹き返したりしちゃうのね。)

とか、マニホールドからの二次エアー(やっぱり吹き返したり、回転が上がったり下がったり)

や、エアクリーナーのつまり

・・・などによる物が多いので、まずはそちらを疑った上でやった方がいいと思います。


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