ピストンです。ピストンリングをはめていきます。 上からトップリング、セカンドリング オイルリング上、オイルリング(なみなみ)、 オイルリング下です。 手で入ります。無理すると折れたり、ピストンに傷ついたりしますので気をつけて。 (写真は違いますけど今回はコーティングしたので真っ黒になってました。) ピストンリングは向きがあります。こちら。 |
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ピストンリングの合口は左図を見てください。(リアです) トップリングをエキゾーストから最も遠い場所(インテーク側)に持って行き、セカンドは180度の所。オイルリング上はそこから90度の所、オイルエキスパンダーは、そこから90度、オイルリング下はそこから90度・・・となります。 でも、エンジンかけたり走ってるうちにリングって回って動いてしまうらしい。・・・せっかくあわせてるのにねえ。 |
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そしたら、外したのと逆のようりょうでピストン組みます。 ピストンピンにオイル塗って、ピストンにサークリップハメテ、ピストンピン入れて、またサークリップで留めてっと。 |
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ややフロント側にオフセットしてある。*側圧からの逃げ。 |
そういえば、普通はピストンにも向きがあるんですよ。よくみると、穴がオフセットされてるのです。 この年式のはどうなんでしょう? |
まあ、マニュアルにはピストンの裏に左図のように印がついている方が右(プッシュロッド側)に来るって書いてあります。 これは1200のピストンです。 ・・・今回のはなんにも印なかったけど・・・。大丈夫。 (1340は向き無いみたいです。・・・いや、メーカーによっては有るかも・・・よきにはからってください) |
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補足。新品のピストンを使う場合、スカート下部をシリンダーのかじり防止の為軽く面取りします。 ピストンリングの合口も同様にします。 |
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シリンダー組みます。前後間違えないように。 分からなくなった時は・・・ シリンダーのスカートに切り込みが入ってますんでそれが向き合うようにし、プッシュロッドの逃げを察すればわかるはず。 ピストンにもシリンダーにもオイル塗ってっと。 写真だとピストンリングコンプレッサーを使ってますが、僕達は、手で押さえながら組みました。 まっすぐ、少しづつゆっくりやればすんなり入ります。 *もちろん、ベースガスケット組んでますよ。やっぱり脱脂して液状ガスケットうすく塗って。 |
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注意:シリンダー組むときは前もってヘッドボルト(エキゾーストの所の一本だけ、前後)を入れておこう(写真載せられなくてゴメンナサイ)。 そうしないと、シリンダー組んでからだと入らないんですよ。気をつけて。 *今回は社外のヘッドボルトセットを使いました。これはシリンダー組んだ後からでも入りました。短いんだね。 |
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ナットを仮締めしましょう。 隙間はないんだけどボルトの穴の分だけガタがある状態まで締める。 この状態で鬼キック。キックキック。 そうするとシリンダーとピストンのセンターが出る。 この作業をやらないと「なんか夏に東京走るとすぐオーバーヒート気味になるんだよね。田舎だと調子いいのにな。」なんて事になっちゃう。 んで、ガスケット乗せてっと。(液状ガスケットをうす−く塗りました) |