面研

金属面を平らにしなくてはオイルが漏ります。

そこで金属面を平らにする。それが面研!(だとおもう)

意外ととても大事な作業なので手抜きはしないようにと頑張ってみました。

今回は面研にチャレンジ!

通常面研には定盤という非常に平らな台を使います。

左からバルブコンパウンド、今回面研するロッカーカバー、オイル。

ちなみに定盤とは「金属加工面を平らであるかどうか検査する工具」だそうです。

それだけ精度のある平ら加減なんですね。

これを測定機械ではなく工作機械として使うのです。

オイルとコンパウンドを混ぜた物を定盤の上にしき、ロッカーカバーをこすり面を出していく!

・・・と、理屈では簡単な作業です。

すり合わせ方は、一方向に動かすのではなく、8の時を書くように、もしくは円を書くように擦り合せるのです。

面を平らにすると言うよりも、定盤を平らにするといった感じでしょうか。

アルミだとこのまま1時間くらいで1ミリ程削れてしまうので、ヘッドを削って圧縮比を上げる事も可能ですが、今回はやりません。

写真は、人間の力加減では歪んで擦ってしまう恐れがあるためロッカーカバーの上にヘッド(重石がわり)を乗せて擦り合わせてます。

全体的にアタリが出ていることを確認したら、オイルストーンに灯油をつけ、表面を軽くあたっていきます。

今回バルブコンパウンドを使用したので荒く仕上がってるためのならしです。

ココでムキになってやるとせっかくの面出しが無駄になります。

あくまで、ナラシです。

定盤使えない所は基本的にオイルストーンで面出しします。

ショベルだとエンジンまわりはロッカーカバーと、ヘッド以外は定盤使えないですね。(ヘッドはEXが邪魔して一方向にしか削れないから定盤かた減りさせてしまって定盤にはよくないですね)

でも、普通定盤なんて持ってません。(買うと高いし)

そこで、ガラス板を定盤にしてしまう事も出来ます。

ガラス板を使う場合は割れに注意!(当たり前ですけどね)

食器戸棚や本棚から拝借すると家族に怒られるので、注意が必要。

ガラス板でオイルポンプを面研

ガラス板を置く場所(台)がもし金属ならば、オイルを浸した新聞紙(木台などの場合は水に浸した新聞紙)などを敷き、その上にガラス板を載せるとガラス板が滑りにくくなります。

今回は御好意で定盤を借りる事が出来ましたが、僕は今までガラス板のこの方法でやってきました。結構ナントカなるもんです。

でも、割れやすく危険なので判断は任せます。

その他としては某雑誌に「墓石を使う!」なんてのもありました。冗談のようで実は画期的だったりもします。墓石屋さんで御影石を切り出して売ってくれるらしく、平面度はかなり高いらしい。しかもお値段がお徳という事です。

・・・参考までに。


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