ショベルオイルポンプのオイル経路

オイルポンプってよく構造を分かってませんでした。

正直今でもよく分かってません。

何かの役に立つかどうかわかりませんが一応経路を載せてみました。

*ちなみに年式によってオイルラインが若干違うので下記は1979年中心で解説していきます。

オイル送り経路

オイルの流れ。

オイルタンク→オイルポンプへ→フィードギヤでオイルが上に上がり→オイルの圧力でチェックバルブを押し上げ→オイルスクリーンで濾過されたオイルは→タペットやヘッドへ

さらにチェックバルブから入ったオイルは→一定の油圧になるとリリーフバルブを持ち上げ→カムカバー内を通り→ピニオンギヤシャフト→クランクへ。

写真右のボールがチェックバルブです。

オイルが回って無い時は閉じてエンジン内にオイルの混入を防ぐそうです。

筒状のものがリリーフバルブです。

一定圧力に達すると上昇しクランクへのオイルラインが出来ます。

ちなみにこの二つ。ネジが異常に硬く外れないんです。

軽くバーナーで炙ったらすんなり回りました。

カムカバーピニオンギヤシャフト(クランクシャフト)→クランクへ(クランクピン、シリンダー内壁、ピストン、ピストンピン、メインベアリング)

ブリーザーバルブから噴射戻りするオイルやプッシュロッドカバー内を伝わってヘッドから降りてきたオイルはギヤケース下部の穴からリターンへ

赤が送り側のオイル

黄色が戻り側のオイル

ギヤケース内に溜まったオイルはリターンギヤへ

ピストン上昇による真空作用でブリーザーオイルトラップから吸い上げられたオイルはブリーザーバルブ(ブリーザーギヤ)から→オイルポンプのプライマリへ行くラインへ

ピストン上昇による真空作用でブリーザーバルブ(ブリーザーギヤ)からプライマリーのオイルを戻す。

ちなみに下は同じショベルでもオイル経路が少し違う。

同じショベルでもオイルポンプを年式の違うものをいれるとリスクありそうですね。

違いが分かるでしょうか?

間違い探しみたいですね。

オイル戻り経路

ギヤケース(クランクケース)から戻ってきたオイルは→戻りギヤに掻き上げられオイルタンクへ向かう。

ブリーザーバルブ(ブリーザーギヤ)から来たオイルは→プライマリーへ

ちなみリリーフバルブの上部のオイル経路は年式により違いがあり、僕の年式ではオイルタンクへ戻るようになっています。

他の年式ではプライマリーとギヤケースに行くようになっているようです。(上の方にある「ちなみに下は同じショベルでもオイル経路が少し違う。」の所参照)

がんばって作ったわりには写真と文章では余計にわかりにくくなってしまいました。

しかもこれを知ったところで・・・・って話もありますが

オイル経路を知る事によりオイルの流れで故障の早期発見が出来るはず。(?)

多少のエンジンのクリアランスのよりオイルこそ最も重要視する場所です。(?)

・・・・たぶん。


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