ヘッドスタッドボルト

ここはナンだか苦労しましたよ。

この辺やられてるかた、スタッドボルトは純正を大事にしましょう!絶対です。

これがそのスタッドボルト

規定トルク以上で締めつけた為ヘッドのネジ穴を壊し上に上がってきてしまっている。

ヘッドの穴はもちろんヘリサート。

それでこれがスタッドボルトを抜いた所。

歪んでいたり(これは抜いた時に曲がったんだけどね)、案の定ねじ山ごとついて来たりと散々な状態。

今までのボルトの再利用が好ましく無い為に新しくVツインから取り寄せたのだが・・・・・

(2ヘッド分コンプリートで3000円なり)

ボルト径を計ってみると、上下とも各ピッチは純正と同じモノの、ボルト径が純正より0.2〜0.4ミリ細い。

故にヘリサートした元穴にはガタガタ。

ちなみに純正のボルト径(下側ね)3/8インチの16山でミリだと9.5ミリ

純正ボルトだときっちり締めこめる。

「ロッカー側からナットで閉めるわけだからなんとかなるだろう」とロックタイトで、ヘッド側にボルトを差し込み、乾いてからロッカーを組みナットを締めたのだが・・・・

規定トルク2キロで設定してトルクレンチで締めていったのだが1箇所だけいつまでも締まる。

そのまま締めていくと「ポキン」と折れてしまった。

こりゃダメダー。丸っきりの粗悪品。

ココのトルク16〜20Nm

キロ換算で1.632〜2.04キロ。

そんなもんで、新しいボルトを探そうと、急遽某超有名カスタムショップに電話した所、「中古でならある」・・・との事。助かった。

早速取りに行き実際合わせて見ると、やはり純正より細い9.4ミリ。中には9.7ミリとか入ってた。

9.7ミリのはきつくて途中までしか入らずに使えない事が判明。(まあ、ダイスで切ってあげればいいんだけどね)

スタッドボルトはやはりガタが出来固定出来ずにドンドン入っていってしまう。

ちなみに純正だとサイズがぴったりなので、良いテンションで締める事が出来る。

ちゃんとガスケットは入れてますよ。

まあ、でも、ロッカーカバーが固定できればいいのだからこれを使うしかない。やはりロックタイトで対応。(チャレンジャーと呼んでください)

足りない所は、使える純正のスタッドボルトで対応した。

ナットを締めると一緒に回ってしまうスタッドボルトに苦戦しながら、なんとか組み上げたが、やはりトルク2キロで締めると感じが良くない。

まあなんとか、全部を2キロで締めることが出来たが、ネジがやはり伸びているような気がしてならない。

なんか社外品を使う場合はトルク1.7〜1.8キロ位で良いのかもしれない。

今回ココをやってみて思ったのだが、やはり純正のスタッドボルトは精度、材質ともに良い。
(というか、社外品でいいとこあったら教えて欲しいです)

「こんな所ナンでも対応できるだろう」位にしか思っていなかったのだが、社外品がダメ過ぎる。

今回はまあ、実験というか一応このまま試してみます。

なにか不具合が出たらまたレポートします。

スタッドボルトを変える場合は注意が必要。規定トルク以内でも締められなかったりするのですから・・・


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